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東灘からポタリング

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ポケロケ・ブロ・マドン、3台の愛車でどこかに出かけた時の記録など

イノサン

久しぶりのマンガネタ。

先週からヤングジャンプで連載開始したマンガ。
作者はつい先日まで同誌で「孤高の人」を連載していた坂本眞一氏。
(下に掲載した当時の肖像画の「クリッとした物憂げな視線」とか、アレンジしながら上手く表現している印象。)
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描くのは「ムッシュ・ド・パリ」と称された仏国国選処刑人、シャルル・アンリ・サンソン。
こちらは当時の肖像画。
なかなかのイケメンだったらしく、執行人の家系ではない一般人から妻をめとったとのこと。
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元本はこちらあたりの新書か。

曰く、15歳で卒中で倒れた父親の後を継ぎ、18歳で彼の国でも150年ぶりの極刑・八つ裂きの刑に立ち会い(あまりのショックで実際に執行した叔父は廃業)、熱心な王党派でありながら職務上ルイ16世やマリー・アントワネットのギロチン刑を執行し、、といった経歴で、
長いヨーロッパ史でも1-2を争う処刑数の処刑人ながら、反面で熱心なキリスト教徒で生涯に何度も死刑廃止の嘆願書を上奏した..と。
あるいは職務上どこをどう痛めるとどうなるかといった情報に知悉していたため、副業では腕の立つ医師としても活躍していたとか、自分の処刑で傷ついた患者を献身的に治療していたとか、貧乏人には治療費を請求しなかったとか。
極めて複雑な経歴の持ち主らしい。
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ちなみにこの新書も相当面白く一気読みが出来る代物。
この本によれば当時のフランスでは斬首が最も名誉のある貴族限定の死刑で、いわば日本の切腹にあたったらしい。曰く、絞首刑は家名の障りになるが、斬首は全くならなかったとのこと。そう言われるとハリー・ポッターシリーズの「首無しクラブ」の存在も頷ける。
あちらの方にしたら日本の切腹は、理解不能の残虐刑という事らしい。

マンガに戻ると、今週の第2話も相当なスケール感。
さてどんな話になってゆくのか、久しぶりに楽しみな作品と邂逅できた感じである(字数が少ないのでコンビニの立ち読み向きだし、、)。
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by ichiro82 | 2013-02-08 19:02 | 書評